『美味しんぼ』に登場する“雄山のさくらんぼ酒”を熟成中!

 近頃、焼いた魚の干物で晩酌をする事が楽しみの一つとなりつつあります。アジの干物もかますの干物もそれぞれおいしいので好物なのですが、中でひときわ心を鷲づかみにされたのがほっけの塩焼き!そのまま食べても旨し、レモンを絞っても旨し、大根おろしを乗せても旨し、醤油を垂らしても旨しですので、当分はほっけの虜な日々が続きそうです。
 こんばんは、ツイッターをしようかどうか迷ったものの「考えてみれば、大抵の呟きは前置きでしているような…」という事実に気付いて諦めた当ブログの管理人・あんこです。

 本日は、『美味しんぼ』にて海原雄山氏が作って美食倶楽部で秘蔵している“雄山のさくらんぼ酒”を再現…ではなく、作成準備の一部始終をアップします!
雄山のさくらんぼ酒図
 “雄山のさくらんぼ酒”とは、『美味しんぼ』27巻の「究極の披露宴」というエピソード中に登場した海原雄山氏お手製の果実酒の事です。何と約十年も熟成させた究極のさくらんぼ酒だそうで、海原雄山氏にとって秘蔵中の秘蔵な一品だと説明されていました。作り方はそう難しい事はなく、焼酎・氷砂糖・さくらんぼを瓶に入れて長らく熟成させるだけなのですが、さくらんぼは極めて旬が短いので一年の内に限られた時期にしか作られない為、そこそこ貴重なお酒なようです。
 本来はそうおいそれと出して飲んでいいお酒ではないようですが、作中で栗田さんが海原雄山氏から出された「縁起がいいと同時に味も美味しい、おめでたい席には最適な飲み物を作れ」というお題に答えてある飲み物を作る為に、中川さんの許しを得て海原雄山氏に無断でちゃっかり使っちゃっていました(^^;)。案の定、海原雄山氏は実に悔しそうな顔をしていましたが、自分が「美食倶楽部にあるものは何でも使っていい」と命じていた手前栗田さんに怒るわけにも行かず、やむなくぐっと言葉を飲み込んでいた様子でした。少々海原雄山氏が気の毒でしたが、いつもは山岡さんと栗田さんをぐうの音も言わせない程完璧な勝利をおさめて得意げな顔をする事が常な御仁ですので、この時の見るからに「やられた!」と言いたげな表情はなかなか見物だったです;。
 もともと、五月末くらいからずっと作ってみようかどうか迷っていたのですが、先々月(六月下旬)にようやく手頃なさくらんぼが出回った事から一念奮起し、とうとう作成しました。現在、ようやく二ヶ月目へ突入しようかという頃合いでやっとさくらんぼを取り出すところまでこぎつけたので、そこまでの過程について軽くご説明させて頂きます!
 ※本当は、今日も通常通りある程度まとまった再現料理記事をアップしたかったのですが、公私共に慌しさが一段と増していた事と、今月半ばに何日か家族旅行に行く事から様々なところで調整するべき部分が出てきた事からあまり時間が取れず、やむなく今回のような準備段階での記事を発表することと相成りました。中途半端になってしまい、申し訳ございません。次回の更新時からまた普段通りの記事更新を再開致しますので、ご縁がありましたらまたお越しして頂けますと幸いです。

 という事で、レッツ再現下準備!
 まずは、さくらんぼの準備。画像で確認する限り、日本のさくらんぼを100%使用しているようだったので、今回は国産の佐藤錦を使って仕込む事にしました。真っ赤に熟れており、身にピチピチしたツヤとはちきれんばかりの張りがあるものがいいですが、あんまり熟しすぎていても果実酒作りには不向きなので避けるようにします。このさくらんぼを、流水で綺麗に洗って余計な水気をしっかり拭き取っておきます。
雄山のさくらんぼ酒1
 よく洗って完全に乾かしておいたガラス製の大きな貯蔵瓶へ、さくらんぼ→氷砂糖→さくらんぼ→氷砂糖の順にそっと詰めていきます。この時、さくらんぼの表面に傷がついていないか確認しつつ加え、仮にそういう傷が入ったものが見つかったらその場で料理酒には使わず食べてしまう事をお勧めします。
雄山のさくらんぼ酒3
 この上から、焼酎かホワイトリカーを少しずつ注ぎ入れ、がっちりふたをします。また、その際にフタの側面に果実酒の名前と作成日を書いておくと後々分かりやすくて便利です(画像の文字がかすれてちょっと不気味になってしまっているのは、あまり触れないで下さい…orz)。
 ※『美味しんぼ』のレシピでは記述がなかったので省きましたが、お好みでレモンも一緒に投入しても適度な酸味と爽快な風味がプラスされておいしいと思います。
雄山のさくらんぼ酒4
雄山のさくらんぼ酒5
 このさくらんぼ酒を冷暗所で安置すれば、“雄山のさくらんぼ酒”の下準備完了です!このまま数ヶ月放置していてもいいのですが、私の場合時々見ては少し揺らしたり、異常がないか確認したりと定期的に状態をチェックするよう心がけていました。あとはもう見守る事しか出来ないので、時間が何とかしてくれるのを祈るばかりです(`・ω・´)。
雄山のさくらんぼ酒6
 ちなみに、下記の画像がつい先日撮った約二ヶ月熟成させた“雄山のさくらんぼ酒”です。氷砂糖も溶け切り、香りもさくらんぼの香りが大分移って豊かな物になっていたのでほっと一安心しました。この中からさくらんぼを取ってまたフタをし、再度冷暗所で熟成させます。
 あとは、この“雄山のさくらんぼ酒”を何ヶ月か熟成させ(さすがに十年熟成は断念しております;)、それを使って今度は栗田さんの“おめでたい席に相応しい飲み物”を再現にしようと思います!
雄山のさくらんぼ酒7

P.S.
コメントのご返信が何十日も遅れてしまい、誠に申し訳ございません。お盆の時に折を見て…と考えていた為、非公開から公開へと踏み切ったのですが、お盆行事の参加と細々とした用事とが重なって時間が取れず、結果またお待たせする結果となってしまいました。時間を見ては少しずつご返信させていただきますので、何卒よろしくお願い致します。

●出典)『美味しんぼ』 原作:雁屋哲 作画:花咲アキラ/小学館
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2011.08.17 Wed 22:45  |  このさくらんぼ酒を作ったのはだれだー!

雄山のさくらんぼ酒ですかー。飲んでみたいですねー。

僕はお酒が飲めない人(びっくりするくらいの下戸)なので、酒って聞くだけで(実際には匂いの時点からですけど)ダメなんですが、この海原雄山のさくらんぼ酒は栗田さんが雄山にしてやったりなお話だっただけに、聞いただけでよだれが…海原雄山がくやしがるくらい貴重で美味いってどんだけ美味いんでしょう…。

どうか美味しく熟成しますように遠方から祈ってます♪

2011.08.17 Wed 23:16  |  

おぉ~!
さくらんぼ酒、ぜひ飲んでみたい一品でした。
なにより、あの回のエピソードが大好きで、何回も読み返してしまいます。
おめでたい飲み物の再現も、楽しみにしています。

クッキングパパのコーヒー酒も、虹子さんのお父様が大興奮している様子を見て、ぜひ挑戦してみたい一品です。

  • #JtgNndpg
  • 高谷コメ
  • URL
  • Edit

2011.09.20 Tue 20:58  |  尻臼さん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

雄山氏のさくらんぼ酒は初見時から憧れていた飲み物で、
大分前から再現したいと思いつつ出来なかった品でしたが
重い腰を上げ、何とか仕込む事に成功しました(^^;)。
確かに、このお話は栗田さんが見事に一本とった
お話ですので、個人的にかなり印象的なエピソードでした。
実を言いますと先日、とうとう一口分だけ試飲してみました!
結果は、「…(´Д`*)」としか言いようのないものでしたが、
ちょっと欲張ってもっと熟成させてから公開しようと考えております。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の際に又読んで頂けますと幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2011.09.20 Tue 21:03  |  高谷コメさん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

私自身思い入れの強いエピソード&飲み物だっただけに、
そうおっしゃって頂けますと大変光栄で嬉しいです(^^)。
栗田さんの「技あり、一本!」と言いたくなるようなお返しが
痛快で、未だに読み返すとつい頬が緩みます。
おめでたい飲み物は、この飲み物がぴったりになった頃に
再現予定ですので、その際ご縁が合った時にお目に留まりますと嬉しいです。

確かに、虹子さんのコーヒー酒も美味しそうでしたね!
機会があったら、私も是非挑戦してみたいです。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の際に又読んで頂けますと幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2012.05.11 Fri 02:22  |  

そろそろ、飲み頃なのでは?

  • #-
  • ソムナムナー
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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
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