『風流つまみ道場』の“イクラと鮭の親子ポテサラ”を再現!

 当管理人は小学生の時からカントリーマアムのファンで、新味が出るたび買いあさっては「やっぱり基本のプレーン味が最強だ」と納得する日々を送っていたのですが、最近発表された新味の顔ぶれをこちらで見て「これはもしかしたら、基本に勝るかも…」とワクワクしています。それは、温めて食べる冬限定のカントリーマアム「ホットケーキ味」「大学芋味」!温めたカントリーマアムだけが持つしっとりホカホカ感をさらに際立たせる為に考え出した商品とのことで、ホットケーキ味はメープルシロップ、大学芋味は鳴門金時と黒ゴマを練りこんだのがポイントだと記事中では語られていました。11/22に発売される日が今から楽しみです!
 どうも、本家サイト様でご紹介されていたもはや原型を留めていないカントリーマアムアレンジレシピに驚愕した管理人・あんこです。

 今日再現する漫画料理は、『風流つまみ道場』にて錦ちゃんがよく行く洋風居酒屋のマスターの為に考えたおしゃれなおつまみ・“イクラと鮭の親子ポテサラ”です!
イクラと鮭の親子ポテサラ図
 実は錦ちゃんには、面倒くさがり屋なママが名物の和風飲み屋・<夕月>と同じくらいご贔屓にしているお店があります。それは、アメリカ西海岸風の佇まいが特徴的な洋風居酒屋・<WINE Napa BEER>。<夕月>のママと違って一応料理好きではあるものの、無計画な買い物で食材や料理をよく余らせては錦ちゃんに泣きつくがの定番となっているマスターと、そんなマスターを呆れ半分で眺めつつもめげずにせっせと明るく元気に働くウエイトレスのルミちゃんのコンビが見物なお店で、このお二人と和気藹々と掛け合いをしつつ飲むお酒が余程おいしいのか、結構な頻度でこき使われるのにも関わらず錦ちゃんは<夕月>に負けず劣らず<WINE Napa BEER>へ頻繁に訪れています。
 今回作ってみるのは、そんな頼りないマスターを助ける為に錦ちゃんが提案した秋に相応しい一品料理。ある初秋の日、密かに片思い中の女性・恵梨華さんを連れて<WINE Napa BEER>へやって来た錦ちゃんは、本日のおすすめメニューに「イクラ丼」が混じって載っているのにびっくりし、思わず「な~に、マスター。このイクラ丼って?」と尋ねてしまいます(確かに、「ホタテとエビのサラダ」「牛肉のエリンギのソテー」といった如何にもな洋風メニューが並んでいる中、いきなり「イクラ丼」という純和風な四文字が目に飛び込んできたら、そりゃー戸惑いそうです;)。マスター曰く、プライベートで生の筋子を一からほぐして安く沢山イクラの醤油漬けを仕込むのに最近はまってしまったんだそうで、あんまり大量に出来上がった為商売に活かさない手は無いと思いお店に持ってきたのはいいものの、使い道はそのままつまむ・何かに乗せる・イクラ丼にするの三つしかどうしても思い浮かばなかったとので、苦し紛れに「イクラ丼」をおすすめメニューに足したとの事;。言われてみれば、イクラの醤油漬けはそれだけで十分完成度が高くておいしい為、せいぜいご飯にかけたり何かの飾りに使うのが一番間違いなさそうな食材に思います。素人考えではありますが、洋風おつまみが売りである<WINE Napa BEER>で違和感なく出すには、「イクラスパゲティ」の方が何だかんだで無難そうに感じました(^^;)。
イクラの醤油漬けを作るのにはまっていると語る店長
 その際、錦ちゃんが「イクラを使ったいいメニューがあるよ(^^*)」と言ってマスターに紹介したのが、この“イクラと鮭の親子ポテサラ”!レシピは洋と和が入り混じったちょっと変わったもので、じゃがいも・塩鮭・お酒・みりん・マヨネーズで作ったポテサラを丸型で形を整え、上にイクラの醤油漬け・鮭の皮・青じそを飾ったら出来上がりです。錦ちゃんが言うにはビール、日本酒、焼酎、白ワイン何でもござれな万能おつまみだそうで、「結局、イクラはのっけるだけだけどね;」と謙遜してはいたもののなかなかのアイディア料理だな~と初見時は感心したのを覚えています。ありきたりではない上にちゃんとおいしそうで洋風チックなおつまみって感じで、お店にあったら好奇心が騒いですぐ注文しちゃいそうです(ただ、マスターがすぐさま価格を1000円に決定したのには「ややぼったくりでは…」と突っ込みたくなりました^^;)。
 ちなみに、この“イクラと鮭の親子ポテサラ”は恵梨華さんとマスターから「すごいっ!」「よくマッチしている」と大好評だった為すぐさまおすすめメニューに書き加えられたのですが、その直後に出勤してきたルミさんから「ひっどーい、せっかく産卵の為に帰ってきた鮭を親子で食べちゃうなんてぇ!?」と猛反対され、それに「よく考えたらその通りだわ。私もこれは認めません!」と恵梨華さんが同意した為即座に発売中止となっていました;。何でも、ルミさんはアメリカから里帰りしてきたお姉さんのお産を手伝って感動した直後だったのが原因で「親子」というキーワードにかなり敏感になっていたようで、マスターの言う通り「タイミングが悪かった」としか言いようが無い一コマでした(´Д`;)。料理自体はよかったので、ほとぼりが冷めた頃にこっそり<WINE Napa BEER>で復活している事を祈らずにいられません。
お姉さんのお産でたまたまセンチメンタルになっていた為、親子サラダに猛反対;
 ラズウェル細木先生がおっしゃるには「市販のイクラの醤油漬けを買ってくるだけで十分です」との事でしたが、『おいピータン!!』の“お誕生日のイクラ丼”再現の時以来私もマスターと同じくイクラの醤油漬け作りにハマっていた為、自家製イクラの醤油漬けを使って早速作ってみようと思います!

 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、和風ポテサラ作り。茹であがったばかりのじゃがいもから皮をむいて熱いうちにマッシャーで練らないように潰し、マッシュポテトにします。この熱々のマッシュポテトへ、お酒とみりんをひと煮立ちさせてアルコール分を飛ばした物を少しずつかけ、さっくり混ぜ合わせます。その際、入れすぎてベチャッとさせないよう気をつけます。
イクラと鮭の親子ポテサラ1
イクラと鮭の親子ポテサラ2
 その間、塩鮭を焼いて骨と皮を取り除き(皮は大事なトッピングになるので、別皿に取っておきます)、身を細かくほぐしておきます。この時骨が残っていると美味しさが半減してしまいますので、取り残しがないようきっちり除いておきます。
 ※これは原作にはない箇所なので蛇足ですが、塩鮭特有のにおいが気になる方はアルコール分を飛ばした日本酒を少し加えて香り付けする事をおすすめします。
イクラと鮭の親子ポテサラ3
イクラと鮭の親子ポテサラ4
 ボウルへ先程のほぐし塩鮭、味付け済みのマッシュポテト、マヨネーズを入れ、粘りが出ないように注意しながらヘラでさっくり混ぜます。マヨネーズの量はお好みでOKですが、あんまり入れすぎると塩鮭やイクラの醤油漬けとの相性が悪くなってしまいますので、普通のポテサラよりもマヨネーズはやや控えめにしておく事を推奨いたします。これで、和風ポテサラの用意は完了です(冷やすとさらに美味しくなります)。
イクラと鮭の親子ポテサラ5
イクラと鮭の親子ポテサラ6
イクラと鮭の親子ポテサラ7
 和風ポテサラを冷蔵庫で冷やしている間、取っておいた塩鮭の皮をオーブントースター(又は網で焼く)で表面がパリパリになるまでよーく焼き上げ、包丁で小さく切っておきます。なお、塩鮭の皮は隅っこ部分が非常に焦げやすいので、小まめに焼き具合をチェックしながら焼いた方がいいです。
 ※皮が苦手な方はこの手順を省いても大丈夫ですが、上手にこんがり焼けた鮭の皮は味も香りも最高なので、声を大にしてトッピングする事をおすすめします(^^)。
イクラと鮭の親子ポテサラ8
イクラと鮭の親子ポテサラ9
 ここまできたら、いよいよ盛り付け。空のペットボトル(サイダーなどの炭酸飲料のペットボトルによくある、真ん中の部分が真っ直ぐな物)の胴部分をよく洗って拭いたものを型として準備し、この型をお皿の真ん中に置いて中に冷えた和風ポテサラをギュッと詰め込みます。型に入るギリギリまで和風ポテサラを詰めたらそっと型を取り外し、その上へ余分な漬け汁を落としたイクラの醤油漬けを隙間無くちりばめ、真ん中に小さくカットした塩鮭の皮を飾ります。
イクラと鮭の親子ポテサラ10
イクラと鮭の親子ポテサラ11
 丸く形作ったイクラの醤油漬け&塩鮭の皮乗せ和風ポテサラの上から青じそ(又は青ネギ)を適度にパラパラ散らせば“イクラと鮭の親子ポテサラ”の完成です!
イクラと鮭の親子ポテサラ12
 イクラの醤油漬けの鮮やかなルビー色、青じその瑞々しい緑色、鮭入りポテサラのほんのりピンクに染まった白色、鮭皮の鈍く光る銀色の組み合わせが大変美しく、傍に置いて見ているだけでお酒がおいしくなりそうな一皿です。ポテサラというと庶民の味方という言葉が相応しい程すごく身近な料理ですが、こうしてアレンジしてみると打って変わって立派なご馳走に大変身した為、惚れ惚れとさせられました。一体どんな味なのか、楽しみです。
イクラと鮭の親子ポテサラ13
 それでは、出来たての内にいざ実食!いっただっきま~す!
イクラと鮭の親子ポテサラ14

 さて、味の感想ですが…大人向けのポテサラっぽくてうまし!大地と海の恵みをいっぺんに楽しむ事が出来るお得な一品です!
秋の大地と海の恵みに感謝、感謝のポテサラ
 作中で店長が「イクラの濃厚な旨味と鮭の塩味が、淡泊なポテトとよくマッチしているな」と表現していますがまさにその通りで、意外にもぴったりな相性なのに驚きです。煮切った日本酒とみりんでほのかに上品な甘みがつき、マヨネーズでまろやかなコクがプラスされたややあっさりめの和風ポテサラが、口の中でイクラの旨味エキスや深い醤油味とバランスよく絡んで混ざるのが何とも言えないおいしさで、面白い事にイクラが弾けた途端一種のソースのような役割を果たしていたのに感心しました。
 塩鮭のホロリと柔らかい身、ほのかな脂分、そしてさり気なく効いている塩気がポテトやイクラとばっちりな相性で、具になると同時に味付けをも兼ねているのでうまく計算された一品だと唸らされます。青じそのさっぱりした味と爽やかな香りが合間合間で程よく口直しさせるのが飽きを防いでくれていますし、これは和洋折衷料理の傑作なのではないかと思いました。
 イクラのプチプチ感とポテサラのなめらかな舌触りの対比が病み付きになる感じで、食感に変化がある為最後まで美味しく平らげる事が出来ました。カリカリになるまで香ばしく焼いた塩鮭の皮がまた美味で、いいアクセントになっている上皮の内側に乗っているひと味違う強いコクが和風ポテサラに殊更よく合っています。日本酒にもビールにも合う、磯の風味漂うアイディア創作料理でした。

 それまでイクラの醤油漬けというと、イクラ丼かイクラおろしにするくらいしかバリエーションが思いつかなかったのですが、今回の再現で以外にもポテサラにも合うという事が分かった為、とても有意義な再現でした。見た目が派手ですのでパーティーに一品変り種として出すのも面白そうですし、特別な日用の晩酌おつまみとして用意しても気分が華やぎそうです。

●出典)『風流つまみ道場』 ラズウェル細木/芳文社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2011.11.10 Thu 12:37  |  管理人のみ閲覧できます

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  • #

2011.11.12 Sat 07:17  |  

いつも楽しく拝見しています。
前ふりに食いついて申し訳ないのですが、
カントリーマアムのロールケーキが発売されましたねー

  • #-
  • ゆう
  • URL

2011.11.12 Sat 10:11  |  管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • #

2011.11.13 Sun 09:37  |  

あんこさん相変わらず最高☆
わたしも書き専なほうで文章というよりも写真を眺めてるような
見方なんですが、ほんとに大好きブログ!
早く本出したり、TVにほんとでてほしいw
ほんとに楽しすぎるし、お料理しようて思えます。

ゆめ色はひそかに何年でも待ち続けますwww

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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


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