『クッキングカンタンタン』の“うずら卵なめこおろし丼”を再現!

 今、DS版ドラクエⅥをプレイしているのですが、天空シリーズ三部作の中で一番自由度が高く、少し戸惑っています。
 ⅣとⅤはシナリオがかっちり決まっていた為、ものぐさな当管理人でも「しょうがない、ここで止まっていたら話が進まないから頑張るか」と面倒そうなイベントも強引にこなす事が出来たのですが、Ⅵは良くも悪くも「どのイベントを先にやってもゴール出来るので、後はあなたの判断に任せます!」という印象のストーリーだった為、よくダレては中断してしまいます。
 こういう自由度が高いストーリーを計画的に進められる方は、恐らく夏休みの宿題を計画的に終えられる自己管理能力の高い方なんだろうな~とプレイしながら考える今日この頃です。

 どうも、金八先生タイプの人情派教師より、ハートマン軍曹タイプの恐ろしい教師と関わる事が多かったおかげで無事卒業出来てきた管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『クッキングカンタンタン』にて丼の精がある独身OLに教えた“うずら卵なめこおろし丼”です!
うずら卵なめこおろし丼図
 今回ご紹介するのは、何かというと料理がらみのトラブルが降りかかってくる、気の毒な独身OLの女性が主人公のお話(名前不詳で緑色の服ばかり着ている為、便宜上緑さんと呼ぶ事にします)。
 ある日、緑さんは会社帰りに道を歩いている時、路上で商売をしている見るからに怪しそうなインド人風の男性から「ちょっと、そこの綺麗なお嬢さん」と声をかけられ、つい嬉しくなって「ハイ!」と足を止めてしまいます;。
 どうやらこの男性、「人生が変わるかもしれない」というキャッチフレーズの魔法の丼なる胡散臭い商品を売るのが家業のようで、当初緑さんに百万円で売りつけようとするのですが、当然の如く呆れた緑さんが「いりません」と即効帰ろうとしたのを見て慌て、今度は打って変わって「じゃ、じゃあ三百円でどうだ!」と大幅なプライスダウンをして何が何でも売ろうとしてきます(怪しい匂いがプンプンしますね;)。
 このシーンを初めて見た時、「修学旅行先の外国で見た、やたら声をかけてくる強引な絵葉書売りや、無理やりミサンガを手に押し付けてきた土産売りを思い出すな…」という微妙な記憶が蘇ってきてハラハラしたのですが(←無視すると急激な値下げをしてきた所もそっくりですorz)、緑さんは「三百円ならいっか」と考えたようで最終的に買ってしまっていました;。
みるからに怪しい外国人が、これまた怪しい丼容器を法外な値段で売っていました;
 案の定、緑さんは帰宅後「何でこんなもん買ってんよワタシは;」と早速後悔しながら包み紙を開けるのですが、丼のフタを開けた途端、いきなり中から丼の精と名乗る不思議な生き物が飛び出し、「望みを六つ叶えましょう」とありがたい申し出をしてくれます。
 最初はびっくりしていた緑さんですが、魔法の妖精にお願い事を叶えてもらえるという夢のようなシチュエーションを逃す手はないと気を取り直し、「お金いっぱい!」「ステキな彼!」「オシャレで広いマンション!」清々しいくらい現世の欲にまみれたお願い事を次から次へと丼の精に言うのですが、ことごとく「ダメ」と拒否されてしまいます。
 というのも、丼の精はあくまで「丼のレシピ」に関する事だけしか力になれないらしく、それ以外のお願い事を叶える力はまるでないという期待ハズレ限られた能力の持ち主。
 その上、丼を作る事すら出来ず口頭で作り方を教える事しか出来ないというダメッぷりで、正直初見時はグルメテーブルかけしか使えないドラえもん以上にタチが悪い妖精だな…」とこちらまでがっかりしたのを覚えています;。
 
 そんな丼の妖精を「じゃあ、丼でいいよっ。その代わりおいしいヤツね」と快く受け入れた緑さんが、五番目に教わったのがこの“うずら卵なめこおろし丼”です!
 作り方は簡単で、麺つゆ・水・なめこ・うずらの卵を煮立てた鍋に大根おろしと三つ葉を投入してさらに火を通し、最後に水溶き片栗粉でとろみをつけてご飯の上に海苔と共にかけたら出来上がりです。
 丼の精曰く「ツルツルした食材を使い、ツルツルに磨きをかけた丼」「口当たりの良さで、食欲ない時でもツルッとお腹に入りますよ」との事で、大根おろしによって消化をよくしている分、お腹の調子が悪い時向けでもあると語られていました。
 調べてみると、何となめこのヌルヌルは喉や胃の粘膜を保護する効果、そして疲労回復に役立つムチンと豊富な食物繊維が含まれているのだそうで、体が弱っている時にはまさにうってつけな食材だと感心しました。

 ※ちなみに、二番目に習った“鶏照り焼きキャベツ丼”、三番目に習った“エスニックそぼろピーマン丼”は、既に再現記事をアップしています(今以上にクオリティが低い記事なので恐縮ですがorz)。その他の丼は『クッキングカンタンタン』内の「一皿でOKメニュー編」に記載されておりますので、ご興味をお持ちの方は是非ご一読下さい(^^)。
「願いをかなえます!」と言いますが、実質は「丼料理のレシピを教えることしかできない」魔法の精でした;
 段々暖かい気候になってきており、肌寒い日の方が珍しくなっている今日この頃ですが、気温の変化が極端なせいで少々風邪気味になっている為、再現を決意しました。
 作中のレシピ通り、早速作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、煮込み作業。小鍋に麺つゆと水を入れて強火にかけ、沸騰してきたらなめことうずらの卵を加えて混ぜながら煮ます。
 ※うずらの卵は少な過ぎると物足りなく、かと言って多過ぎても飽きてしまいますので、一人当たり四~五個程度がちょうどいいと思います。
うずら卵なめこおろし丼1
うずら卵なめこおろし丼2
 三分くらい経ったら大根おろし(汁ごと)と、刻んだ三つ葉を投入してさらに煮込み、再度煮立ってきたら水溶き片栗粉を回しいれてとろみをつけます。
 この時、段々とろみがついきたからと言ってすぐに火を消さず、一~二分加熱し続けながら混ぜ続けるとしっかりとろみがつきます。
うずら卵なめこおろし丼3
うずら卵なめこおろし丼4
 つゆ全体にとろみがついたら火からおろしてご飯の上へたっぷりかけ、仕上げに千切った海苔を振り掛ければ“うずら卵なめこおろし丼”の完成です! 
うずら卵なめこおろし丼5
 欲張ってつゆもうずらの卵も入れ過ぎたせいか、丼というよりは汁物みたいな出来栄えになっていて思わず苦笑しました;。
 派手さはないのですが、出汁と三つ葉から漂う和の香りが弱っている胃を優しく刺激する為、疲れているときにはたまらない一品です。
 とろみのおかげでなかなか冷めないのも寒い時期にはポイントが高く、どんな味か楽しみです。
うずら卵なめこおろし丼6
 それでは、ご飯につゆを少し絡めていざ実食!
 いただきま~す。
うずら卵なめこおろし丼7


 さて、味の感想はと言いますと…一口ごとに心温まる、ほっとする美味しさ。食欲がない時でもスルッと胃に収まる穏やかな印象の丼です。
 片栗粉によって絶妙なとろみ加減になった大根おろしの、ふわふわとろとろ~っとした淡雪みたいに繊細な口当たりの丼つゆがご飯にまったり絡み、丼というよりはまるでとろろかけご飯を食べている気分になります。
 当初は「薄味そう…」と不安でしたが、実際に食べてみると麺つゆのちょうどいい和風だしの醤油味が全体に程よく効いており、十分ご飯に合う仕上がりになっていました(まさにこれ以上薄いと物足りなく、逆に濃いとくどくなってしまうというナイスな塩加減)。
 大根おろしのほのかな甘味が後からじわ~っと押し寄せてくるのがまたたまらない感じで、身も心も疲れきっている時に頂くと癒される事必至です。
 うまく言えませんが、まるでなめこおろしの味噌汁をご飯にかけた猫まんまを上品に仕立てたような懐かしい味わいで、ツルツルさっぱりした後口なのになめこの旨味が淡く程よいコクを付け足しているのが印象深い一品でした。
 なめこのヌルヌルシコシコした歯応え、うずらの卵のツルツルホコホコした食感、三つ葉のシャキシャキ感、そして大根おろしのモロモロした舌触りがご飯にぴったりで、食が進みます。
 海苔の香りと三つ葉の爽やかな風味がいいアクセントになった素晴らしい丼でした。
 このとろみたっぷりな丼つゆをいっぱいかけると、「汁気が少なくてご飯がふやけていないトロトロ雑炊」と言いたくなるような不思議な旨さになるので、それもお勧めです。


 具もつゆも本当にツルツルしており、気を抜いているとまだ噛んでないうずらの卵が喉へツルッと滑り込みそうになる為、注意が必要です;。
 見た目以上に新鮮な喜びを感じられる丼なので、色んな方にお勧めしたいです。


P.S.
 きっきさん、お忙しい中でも当ブログを見てくださり、ありがとうございます。実は、リクエスト頂きました美味しんぼのフレンチホットケーキは、マンガ食堂のumebonさんが既にとても美味しそうで完成度の高い再現をなされていますので、そちらの方をご覧になる事をおすすめ致します!
 コアラさん、分かりにくい文章で混乱させてしまい、申し訳ございません。ご指摘頂いた文章は、水だけではなく、「ささがきにしてから酢水につけてあく抜きした後さらに細かい千切りにしたごぼう、研いだお米、みりん、醤油、お酒、水を入れて~」が正しい意味合いになります。

 最近、懐かしい方々からのコメントが多く、嬉しさと感慨深さが半々になった感情になっております。
 改めて、この場にて全ての閲覧者の方々に御礼の言葉を述べさせて頂きます。


●出典)『クッキングカンタンタン』 たけだみりこ/永岡書店
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2013.04.07 Sun 09:35  |  

あんこさん、私の勝手な要望に、親切丁寧にご返答くださいましてありがとうございます! 一週間ぶりにこちらを覗いて、記事の最後に私の名前があったので思わずぎゃっ!と叫びました。
教えていただいたマンガ食堂拝見しました。メープルシロップがしみしみで、とてもおいしそうでしたね~(^O^)

昨日、偶然にもなめこと大根を買ってきたので、今日の昼食は頑張ってこの丼を作ってみたいと思います!
実は・・・今のところ私が作れた再現料理は、美味しんぼに出ていたご飯にソースをかける「ソーライス」だけです(^_^;)

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プロフィール

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


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※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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