『澤飯家のごはんは息子の光がつくっている。』の“いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え”を再現!

 先日、ネットでお酢の情報を集めていたところ、「お酢で酢敵な酢っぴん美人!」というフレーズを見つけ、少し吹き出しました。
 単純かもしれませんが、こういうダジャレは嫌いではありません。

 どうも、小さい頃「お酢はお酢でも、りんご酢は果物を使っているから甘いはず!」という勘違いをし、後々酸っぱい顔で跳ね回る羽目になった管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『澤飯家のごはんは息子の光がつくっている。』にて主人公の光君の友達・壱吾君がお母さんのために作った“いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え”です!
いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え図
 お母さんが亡くなってからというものの、お父さんの代わりに家事をするのがデフォになった光君は、放課後すぐに帰宅して幼稚園に通う妹・瑞穂ちゃんの迎えへ行くようになった為、友達付き合いがめっきりなくなってしまうのですが、そんな中気の合う友達が一人できます。
 名前は盛実壱吾君で、パッと見はごく普通の体育会系スポーツ刈少年。
 元々はただのクラスメートだったんですが、壱吾君はクラスの中で唯一自分と同じくお昼にパンを食べていた光君に対して密かに仲間意識を持っていたらしく、ある日料理が出来るようになった光君がお弁当を持ってきたのを見て「何で弁当なんだ!パン仲間だと思っていたのに…裏切られた気分だぜ!」と突っ込んできたのをきっかけに仲良くなりました;(←それにしても、一度もしゃべった事がない子にここまでフレンドリーに話しかけられるとは…将来大物になると思います^^;)。

 どちらかというと大人しめで真面目な光君と違い、壱吾君は明るく社交的な楽天家なのですが、そんな壱吾君にも頭痛の種があります。
 それは、スナックを経営して女手一人で自分を育ててくれている母・翠香さん。
 お化粧をばっちり決めてスーツを着込むとやり手ママに変身しますが、料理が壊滅的に下手な上、朝から昼まで休んでいる時は「アタシャ二日酔いで寝てんだよっ!」と初対面の光君に怒れるくらい気の荒い性格に変わってしまうという、なかなか難儀なタイプのお母さん;(そのせいか、壱吾君の理想は「料理の出来る子」)。
 親子というよりは友達みたいな関係で、しょっちゅう「おいババァ」「ババァ言うなこのハゲガキ!!」「ハゲじゃねぇ坊主だ!!」「同じようなモンだ」と言い合ったり、蹴りあい張り合いの喧嘩をしてはいつの間にか仲直りしている感じで、少々過激ですが、ここまでくると一周回って仲がいい親子なんじゃないかと思わされます;。
 後々光君に料理を習ったり、スナックに出すおつまみを時々用意してもらったりと、壱吾君共々奇妙な交流が続いていました(←一見無遠慮に見えて、実は鋭く光君の背伸びを見透かしたり、壱吾君の食費を渡したりと気配りするシーンがあるので、そういう所はさすが経営者だな~と感心します)。
一見険悪に見えるので光君もびっくりですが、実はそこそこ仲良しな親子です;
 そんな壱吾君が、連夜の仕事と二日酔いで頭痛に悩む翠香さんの為に用意した飲み物が“いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え”!
 作り方は時間がかかるもののお手軽で、いちご・氷砂糖・お酢を密閉容器に入れて冷暗所に置き、一週間かけて一日一回以上振って混ぜてを繰り返して出来たいちご酢を、牛乳とはちみつで割って氷とミントを入れたらもう出来上がりです。
 元はと言えば、壱吾君がお母さんの料理を食べた事がないと嘆いていた時に「壱吾が作ればいいやん」とアドバイスした光君が、いきなり料理は難しくても飲み物作りなら簡単では…とレシピを教えたのが事の発端で、最初は躊躇していた壱吾君も「それなら俺にも出来るかも…」と乗り気になって毎日密閉容器をフリフリしていました(←瑞穂ちゃんから「毎日フリフリしてる~」と不思議そうに言われて「俺が飲みてーの!カン違いすんなよ」とツンデレ風に言い訳する壱吾君がかわいいです)。
 作中で光君が「壱吾だけにいちご酢!」と言っているので、最初はギャグ狙いか?と勘ぐってしまいましたが;、調べた所いちご酢は二日酔い・疲労回復・むくみ解消・老化防止といった効果があるとの事で、夜遅くまでお酒を飲みつつ仕事をしている翠香さんにはまさにうってつけな飲み物だと納得しました。
料理をいきなりするのは無理でも、のみものつくりなら大丈夫だと言う光くん毎日いちごの入った瓶をワクワクした顔でフリフリしていました^^
 素直になれない壱吾君は、いつもの調子で「おい、ババァ。飲めよ」とぶっきらぼうな勧め方しかできていませんでしたが(おかげで翠香さんは、一瞬「ババァって呼ぶなってあれほど…!!」と般若のような顔になってました;)、翠香さんの方は素直に受け取って「うまいじゃン。飲みやすいし、サワヤカ♪」「お、心なしかスッキリしたわ」と喜んで飲んでいました。
 その後、顔にこそ出しませんでしたがよっぽど嬉しかったのか、翠香さんは「お礼に今度、アタシが飯作ってやるか」と珍しく料理に積極的になり、壱吾君(と、その場にはいませんでしたが光君)に感謝しています。
 正直、初見時はさすがの壱吾君もこれには笑顔になるのでは…と思っていましたが、中学一年という年齢ゆえの気恥ずかしさかついぞ仏頂面のままで、内心「男の子は難しい」と感じました;。
いちご酢のおかげで、久々にいい感じで親子の語らいが出来ました。
 いちごジャムや果実酒は作ったことがあるものの、果実酢にはまだ挑戦したことがなかった為、一度は作ってみたいなと考えていました。
 やっといちごが手ごろな値段になったことですし、早速作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、いちご酢作り。熱湯消毒して自然乾燥させた密閉容器(ジャムの空き瓶とかでも可)に、氷砂糖→洗ってヘタを取った後水気をしっかり拭き取ったいちご→お酢の順に材料を入れ、フタを閉めたら冷暗所に置きます。
 一日一回フタをしたままフリフリして中身を軽く振り混ぜる作業を、一週間以上繰り返します。
 ※長期保存する事も可能ですが、その場合は後々いちごを取り除いた方がいいです。
いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え1
いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え2
いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え3
 ちなみに、下記一枚目の画像は初日、二枚目は三日目、三枚目は一週間目のいちご酢の様子を写した物です。
 一週間も経過すると、いちごはすっかり萎んでお酢も綺麗な紅色に染まっており、見るからに美味しそうな状態になるのでワクワクします(原作通りの分量で仕込んだ所、氷砂糖の比率が多かったのか、お酢と言うよりはシロップみたいな出来栄えなのにちょっと動揺しました;)。
 これで、いちご酢は準備OKです!
いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え4
いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え5
いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え6
 次は、ドリンク作り。
 グラスにいちご酢、冷やした牛乳、はちみつを入れてスプーン(パフェ用スプーンがあればそちらの方がやり易いです)でよく混ぜ合わせます。
 ※なお、材料の割合はいちご酢:牛乳:はちみつ=1:5:適量です。偶然ですが、語呂は「いちご(1:5)」になるので覚えやすいと思います;。
いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え7
いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え8
 氷を投入したら再度軽く混ぜ、上にミントの葉をあしらえば“いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え”の完成です!
いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え9
 パステルピンクにほんのり染まっているグラスがとてもきれいで、「子どもの頃よく食べた、いちごと牛乳と砂糖を混ぜて作るいちごミルクの色に似ているな~」とノスタルジーに浸りました。
 いちごの赤色とミントの緑色が白っぽいドリンクに映えており、見るからに乙女チックな飲み物です(←飲む人間が乙女でないのに申し訳なさを感じます;)。
 いちご酢と牛乳が合わさると、一体どんな味がするのか…飲んで確かめてみようと思います!
いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え10
 それでは、氷が溶け過ぎない内にいざ実飲!
 いただきま~す。
いちご酢はちみつ入り牛乳割りミント添え11


 さて、味はと言いますと…すっきり爽やかなドリンクで旨し!確かにこれは疲れが取れそうです!
 そのままだと少しきつい酢の酸味を、いちごのフルーティな甘味、牛乳のまったりしたコク、はちみつの艶のある風味が和らげている為、かなり飲みやすいです。
 例えるとするなら「いちご味のまろやかヨーグルトドリンク」というイメージで、普通のヨーグルト飲料よりもさらに酸味が控え目で優しい後口なのが特徴的でした。
 氷砂糖といちごを丸々漬け込んでじっくり寝かしたせいか、酢とは言っても果物特有の自然な甘さやフレッシュな香りの方が酸っぱさよりも勝っている印象で、これなら酢が苦手な方でも抵抗感なく飲めるのではと思います。
 また、酢と牛乳の成分が反応し合ったせいか全体に弱めのとろみがついており、よりヨーグルトっぽさに拍車をかけているのに驚きました(まるでヤクルトみたいなサラサラトロリとした飲み心地で、痛んだ喉でも安心して飲めます)。
 あと、いちごの方は火を通していないのにまるでコンポートにしたようなねっとり甘酸っぱい味が美味で、酢漬けになったというよりは手作りジャム風になったと言いたくなるような、とろける甘味がよかったです。


 牛乳の代わりに豆乳で割るとさらにトロトロでヨーグルトその物っぽい味、水で割るともっとストレートに甘酸っぱい味になる感じで、それぞれに良さがあります(全く同じ見えますが、下記画像は豆乳割りバージョンです;)。
 果実酢とうよりは、まるでシロップみたいな美味しさでした。
いちご酢豆乳割りバージョン

●出典)『澤飯家のごはんは息子の光がつくっている。』 山田可南/小学館
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2013.05.16 Thu 23:36  |  

リンゴ酢で甘みのある商品ありましたが、生産終了してしまったみたいです。

ミツカンの甘熟(かんじゅく)というりんご酢だったんですが。
リンゴや玄米などの原料をかなり多く使ってて甘みと旨みの強い
酢でした。

  • #-
  • 御法川 実
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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
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