『クッキングパパ』の“ペペロンチーノうどん”を再現!

 先日ヘアカラーリング剤コーナーの近くを通り、気が向いて「どんな色があるのかな?」とじっくり見たことがあったんですが、何故か美味しそうな表現をした色ばかりで複雑な気持ちになりました。
 中でも、「ハニーキャラメル」「ミルクジャム」「カプチーノショコラ」「フランボワーズ」「マロングラッセ」「シナモンミルク」は読んでいるだけでごくりと喉を鳴らしてしまい、我ながら自分の食欲に呆れましたorz。

 どうも、最近職場で飲む甘~いキャラメルミルクティーの虜になっている管理人・あんこです。


 今回再現する漫画料理は、『クッキングパパ』にて荒岩主任の部下であるルリちゃんが讃岐うどんを使って作った“ペペロンチーノうどん”です!
ペペロンチーノうどん図
 田中君の部下でお調子者な新入社員・江口君は、かわいくて人気者な同期・ルリちゃんが好きで前々からアタックしていたのですが、可もなく不可もなくな感じで一向に進展せず、なかなかじれったい状態が続きます;(←江口君のエピソードはこちら、ルリちゃんのエピソードはこちらこちらにあります)。
 しかし、ある日ひょんなことで讃岐うどんにハマった江口君は数日かけて熱心にリサーチし、その結果、偶然にも讃岐うどんに興味を持っていたルリちゃんを高知県讃岐うどん食べまくりツアーへと誘う事に成功します。
 この時の江口君のはしゃぎっぷりは半端ではなく、真っ赤になって「やった!!ルリちゃんと二人旅ゲット!」とにやけまくったり、その話を知った田中君から「コラーッ、そんなことお兄ちゃん許しませんよ」「へんな事したら、くらす(殴る)けんね~」ともしもの事態を警戒(の入り混じった嫉妬;)されても、平身低頭して「見逃してくだせぇ~!!」と頼み込んだりと、そのかなり必死な様子に読んでいて苦笑しました(^^;)。
 この頃、ルリちゃんは江口君の何気ない一言がきっかけでピザ嫌いを克服出来たり、休日にわざわざ料理を作って江口君の部屋を訪ねたりと、細やかに仲良しシーンが描かれていた為、「もしかしたら、少しは進展があるかも…」と初見時はワクワクして読んでいたのを覚えています。
 けれども、序盤こそ本場の讃岐うどんの美味さに「おいしいーっ!」「ねっ、すごかろー」と二人して盛り上がっていたものの、帰り間際、江口君はとんでもない爆弾発言をルリちゃんにしてしまいます。
讃岐うどんを食べ回りにきた、江口君とルリちゃん。最初は楽しそうでしたが…
 それは、讃岐うどんをお腹いっぱい食べてお土産用のうどんも買い、そろそろ博多へ車を運転して帰ろうかという雰囲気になった時の事。 
 体力にまだ余裕があったルリちゃんに対し、前日から今日にかけて運転しっぱなしで疲労がピークに達していた江口君は、寝不足&満腹もあいまったせいで、どうしようもないくらいの睡魔に襲われます。
  心配したルリちゃんは、「缶コーヒーを買ってこようか?」と気遣ってくれるのですが、江口君の方はふと目に留まったラ○ホテルに視線が吸い寄せられ、魔が差したのか、「ル…ル…ルリちゃん、ちょっとだけ休んで行こうか…」と言ってしまいます。
 最初、ルリちゃんは何を言っているのか分からない感じでホテルと苦笑いする江口君を交互に見ますが、すぐにどういう提案をされたのか理解したようで、さすがに言葉を失っていました。

 正直、ルリちゃんの気持ちはルリちゃんにしか分かりっこないですし、当管理人がこれから述べる話はあくまで推論でしかないのですが、この時ルリちゃんは落胆と呆れと、ちょっとした怒りを感じて黙っていたのでは…と思います(←この話だけではなく、その他の話にあったルリちゃんの言動や行動から予想しました)。
 それぞれもっと詳しく推察するなら、「江口君とはいい友達同士だと思っていたのに、江口君の方はそういう意味で仲良くなりたいって思う気持ちの方が強かったのか…」と確信した事による落胆。
 「後々気まずくなるのは、わかりきってるのに」「私がどんな気持ちになるか、全く後先考えず言ったんだろうな」という気持ちからくる呆れ。
 そして、友達とばかり思っていて見えなかった、江口君の露骨な下心や「あわよくば…」的な男の部分に、「そういうのやめてほしい」と拒否反応が出て生じた、少しの怒り。

 これらの感情が一気に噴出したのだとしたら、そりゃ~とっさに反応できなくても無理もないと思います;。
眠さがピークに来た江口君は、うっかりそういう仲になりたいという本音が漏れてしまいます
 が、結局ルリちゃんは無表情で車を出た後、すぐに笑顔に戻って「運転替わろっ♪」とわざとらしいくらい明るい口調で江口君と席を入れ替わり、かなり荒い運転で博多へ帰っていました(←どうやら見た目によらず、運転が荒いそうです;)。
 こうして、結構複雑な状態のまま夜更けの博多に帰って来たお二人ですが(もっとも、江口君はほとんどの時間を眠って過ごしていたので緊張感ゼロでしたが;)、ルリちゃんは江口君の「田中先輩にお土産を頼まれてた」というセリフを覚えていたらしく、一旦田中や夢子さんの住むマンションへ寄ってから帰る事にします。
 その時、田中君一家と一緒に晩ご飯を食べる事になったルリちゃんが、お土産の讃岐うどんを使って作ったのが、この“ペペロンチーノうどん”です!
 作り方はものすごく簡単で、水で引き締めて塩やブラックペッパーで味付けした讃岐うどんを、にんにく・オリーブ油・赤唐辛子を熱してこしらえたペペロンチーノソースを上から熱々のままかけ、パセリを飾ったら出来上がりです。
 既に鉄板の食べ方がいくつか存在している讃岐うどんに、随分と大胆なアレンジをするな~と思いましたが、ルリちゃんが言うにはこれが意外にも「すご~~~くおいしい」らしいので、前々から気になっていました。
結局江口君はルリちゃんが代わりに運転する中爆睡し、その帰りに田中君の家へ寄られます
 その後、江口君は何とか許してもらおうとして食事中に「きょ…きょうはゴメンな、ルリちゃん」と小声でルリちゃんに謝っていましたが、ルリちゃんはそれには一切答えず、「楽しかったねー。江口君、また誘ってね」と笑顔でスルーし、無言の内に「今日は、うどんを食べた以外何もなかった。そうだよね?」と念押ししていました。
 この時、もしルリちゃんが「謝ってもらっても…」と口では渋りつつも、一応聞く姿勢を取ってくれていたらまだ可能性は残っていたと思うのですが、あの出来事自体なかった事にされ(=一歩進んだ秘密の共有状態を、すっぱり拒否された)、笑顔で周囲に友達アピールを強化する事によってガードを施された以上、十中八九二人の仲はこれ以上進展しないだろうな~と確信していたのですが、案の定少し時間が経った八十六巻で江口君振られてました(´・ω・`)。
 その際、ルリちゃんが言った「嫌いじゃないけど…江口君の事嫌いじゃないけど…ごめんなさい」という言葉が、この片思いがうまくいかなかった理由のすべてを集約しているような気がして、切なくなります。
 残酷な話ですが、江口君は「彼氏にはしたくないけど、男友達としてなら最高のタイプ」で、ルリちゃんはどうしても恋心を抱けないものの、同僚だし一緒にいると楽しいから仲良くしたいという理由で中途半端なままズルズルきただけで、チャンスは最初からなかったのだな~…と思う為、この話は読み返すたびにほろ苦い気持ちになります(つД`)。
笑顔でスルーし、「なかった事にしようね」と無言の念押しをする高度なテクを使ったルリちゃん;
 江口君にとってはとても苦い味になってしまった料理ですが、個人的には「塩味のうどんってどんなだろう?」と興味を抱いていたので、再現を決意しました。
 詳細なレシピも作中に載っていることですし、早速作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、讃岐うどんの下準備。茹でた後に流水と氷水によって冷やした讃岐うどんの水気をしっかり切り、お皿に盛ったら上から塩とブラックペッパーをかけ、ざっと混ぜておきます。
 ※讃岐うどんは袋にパック詰めされたものより、冷凍して売られているものを使った方がより艶やかでコシが強いので、おすすめです。
ペペロンチーノうどん1
ペペロンチーノうどん2
 その間、弱火に熱したフライパンへオリーブ油と芯を取り除いてスライスしたにんにくを加えてじっくり火を通し、色づいてきたら種を取って輪切りにした赤唐辛子を投入して辛味を引き出します。
 オリーブ油ににんにくと赤唐辛子の風味が移ったら火を止め、熱々の内に先程用意した讃岐うどんへ一気にかけて、手早くかき混ぜます。
ペペロンチーノうどん3
ペペロンチーノうどん4
 讃岐うどん全体にソースが絡みきったら刻んだパセリを上から散らし、そのままテーブルへ運べば“ペペロンチーノうどん”の完成です!
ペペロンチーノうどん5
 つややかで透明感のある白い讃岐うどんに、唐辛子の赤、パセリの緑、にんにくの黄色が映え、とても鮮やかです。
 正直、讃岐うどん=醤油と出汁の味という印象が強いため、にんにくの香りがしてきたときはかなり違和感を感じましたが;、これはこれでありなような気がします。
 どんな味がするのか全く想像がつかず、見ているだけでとてもワクワクしてきます。
ペペロンチーノうどん6
 それでは、ひんやり冷たい内にいざ実食!
 いただきま~す!
ペペロンチーノうどん7


 さて、味はと言いますと…塩味のうどんも旨し!シンプルな分、さぬきうどんの良さが素直に引き出されています!
 にんにくの食欲をそそるがっつりした香りや、オリーブオイルのフルーティさがさぬきうどんの淡泊な味わいと思いの他よく合っていて、冷たくてスルスル食べられる分、スパゲティを使った本物のペペロンチーノよりもさっぱり頂けました。
 当初は「うどんの良さが殺されるのでは…」と冷や冷やしてたのですが、にんにく風味のコク塩味により、逆に小麦の自然な甘さが引き立っている感じで、赤唐辛子の辛さもさほどではなくて時々ピリッとくる程度なのがよかったです。
 しなやかでピチピチした涼しげな喉越し、何度噛んでもクニクニと歯を押し返してくる強い弾力が特徴的なさぬきうどんですが、オリーブオイルでコーティングされる事によってぐっとツルツル感が増していた為、意外と理にかなった調理法だと感じました。
 正直、「うどんは麺つゆやお出汁でないと絶対食べられない!」というタイプの方にはあまり向かない料理かもしれませんが;、冷やしパスタや焼きうどんなどといったアレンジ料理がお好きな方でしたら受け入れられる美味しさだと思います。
 生パセリのサクサクした爽やかな香りも、いいアクセントになっていました。


 讃岐うどんに意外とにんにくが合うのに、びっくりしました;。
 実は、他にも作中で讃岐うどんのアレンジレシピが紹介されていましたので、そっちの方も近々作ってみようと思いました。

●出典)『クッキングパパ』 うえやまとち/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2013.08.08 Thu 16:51  |  はじめまして

クッキングパパにこんな回があったんですねー、昔はよく読んでました。
我が家に稲庭のはじっこのかたまりがあるので稲庭でやってみようと思います!よかったら再現レシピにきのう何食べた?ってマンガのレシピも入れていただけたらきっと釣られてまた来ますw
通りすがり失礼しました♪

  • #1Td8Wezs
  • 通りすがり
  • URL
  • Edit

2013.12.09 Mon 21:47  |  承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

  • #
(編集・削除用)
管理者にだけ表示を許可

Trackback

URL
http://luckyclover7.blog27.fc2.com/tb.php/930-99e53837
この記事にトラックバック(FC2Blog User)

プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


○当ブログについて
 このブログで使用されている記事の画像、一部文章は、それぞれの出版物等から引用しております。
 引用物の著作権は全て作者様、出版社様等に準拠致します。
 もしご関係者様に問題のある画像及び記事がございましたら、御連絡頂ければ速やかに修正、削除等の対処を致します。

○お知らせ
・当ブログでは作品のネタバレを含んだレビューも同時に行なっておりますので、作品を未見の方はご注意をお願いいたします。
・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

Copyright © あんこ