『家呑みのススメ』の“琉球丼”を再現!

 小さい頃は「チョコが多そう」という理由できのこの山派だったんですが、最近たけのこの里のクッキー部分の旨さに目覚めた為、あっさりたけのこ派へと鞍替えしました;。
 最近では大人のたけのこの里も発売されているとの事ですので、機会があったら是非試そうと思います。

 どうも、たけのこの里とポテチを交互に食べた時のしょっぱさと甘さの対比が癖になりつつある管理人・あんこです。


本日再現する漫画料理は、『家呑みのススメ』にて著者・カツヤマケイコ先生が作中で自己流に作っていた“琉球丼”です!
琉球丼図
 漫画『家呑みのススメ』とは、主に女性誌へのカットイラストを描いて生活しているイラストレーター・カツヤマケイコ先生が月に一度だけ自宅居酒屋<我が家>を開店し、旦那さんやお子さん二人(柊太君三歳&京香ちゃん一歳)と共に全国各地の郷土料理とB級グルメに舌鼓を打ちつつ家呑みをするという、エッセイ風ご当地グルメ漫画です!
 何でも、カツヤマケイコ先生は今から十年以上前の独身時代、毎晩立ち飲み居酒屋で飲んでから帰るという飲兵衛生活を送っていたそうなのですが、サラリーマンをしている旦那さんと結婚してお子さん二人をもうけてからというもののすっかり居酒屋とは縁遠い生活をおくるようになったようで、今では好きな時に好きなだけ飲みに行ける旦那さんを恨めしく思いつつ、台所で夕食の準備をしながら立ち飲み気分するという飲兵衛にはきつい毎日を過ごされているとの事;何でも、「趣味は?」と聞かれたら「呑むこと」と答えてしまうくらいお酒がお好きみたいですので、その辛さたるや如何ほどか…。当管理人自身、お酒も居酒屋も好きなので、他人事ではありませんorz)。
 それでも、お子さんが小さい内は…と頑張っていたそうなんですが、ある日とうとう「す…少しでもいい!!外呑み気分を我にっ!!」という願望がピークに達し、それならせめて普段おつまみにしないご当地グルメを食べればより外呑み気分が味わえるのでは?と考え、自宅居酒屋<我が家>を開始したと話されていました。
 何が何でも居酒屋へ行こうとするのではなく、ご家族との時間を大事にしつつ外呑み気分を楽しみたい!その為に工夫しよう!という、自分もご家族も大事にしつつ前向きに飲兵衛生活を追及するカツヤマケイコ先生の姿勢が好きで、ちょくちょく読み返しては旦那さんとの夫婦漫才シーンで笑い、お子さんたちの可愛らしいしぐさのシーンで頬を緩めています。

 残念ながら四十七都道府県全てを網羅している訳ではないのですが、なじみ深い料理から聞いたことがない料理までバランスよく分かりやすくご当地グルメの作り方が描かれているのが面白く、つい読みふけってしまいます。
 個人的に恐れている料理本は、分量がかなり適当or材料が手に入りにくい(←トンデモ系の料理本に多いです;)の二点がそろった本なんですが、 『家呑みのススメ』は詳しい分量とコラム付きレシピを全料理につけていますし、材料は「手に入りやすい物、ある物でアレンジして作る!」方式を採用していて挑戦しやすい為、初めて読んだ時は「読みやすい…!」と感動したものです(←忠実に再現された郷土料理もいいですが、カツヤマケイコ先生が作りやすくアレンジしたレシピもまた違った魅力があって美味そうで、そそられます)。

 ※ア○ゾンで「真似して晩酌するのは難しい」という意味合いのレビューが投稿されていましたが、作中には混ぜるだけの“塩納豆”、電子レンジにかけて乗せるだけの“塩からじゃがバター”、切って煮るだけみたいの“焼き鯖とネギの煮込み”などといった簡単な料理も数多く、時間がある時に作れる物から片手間にちゃちゃっと作れるものまで幅広くご紹介されていましたので、今後記事をアップする事によってその魅力を伝えられたら…と思います。
ご主人が好きに飲みに行くのを見送りつつ、ずっと居酒屋に行けない生活が始まります;。少しでも外のみ気分を味わいたくなったカツヤマケイコ先生は、各地の郷土料理を手つくりする事に
 中でも、魚が大好きな当管理人の心をくすぐったのが、大分県の郷土料理・“琉球”が作られた時のエピソード。
 この作品を雑誌で連載中、カツヤマケイコ先生は友人のイラストレーター・佐々木千絵さんが教えてくれた「唐揚げダイエット」(その名通り、唐揚げを始めとする肉ばかりを食べるダイエット。ポイントは唐揚げを中心にお肉を夕食時によく噛んで食べ、肉→野菜の順に食べて極力炭水化物を食べないようにする事だとか)という、前代未聞のダイエット法を約一ヶ月実践されていた時期があったんですが、時間が経つにつれて肉ばかり食べるのに飽きて苦痛になり、魚料理を求めるあまり「魚…魚…魚…さかなーをーたべーるとー♪」と白目で歌うまで禁断症状が出てしまいます;。
 正直、肉を好きなだけ食べられるダイエットなんて夢のようだったので初見時は迷ったんですが、このページを見て瞬時に「あ、やめとこう」と熱が冷めたのを覚えています;。
 おかげでカツヤマケイコ先生はすっかりリバウンドし、アジを十尾以上も買って全部刺身にして食べるのですが、案の定十尾分もの刺身を一気に胃に収める事は出来ず、少し残してしまいます。

 その際、旦那さんからヅケにする事をすすめられたカツヤマケイコ先生が「どうせなら、ご当地のヅケ的なものはないかな…」と考え、調べた結果検索に引っかかったのが“琉球”です!
 琉球というからには沖縄の郷土料理だと早合点しそうになりますが、実は大分県の郷土料理。
 名前の由来は諸説あり、「沖縄の漁師から教わった」、「千利休がゴマが大好きで、ゴマを使った料理を利休○○というのを応用した」、「利休がなまって琉球になった」などいくつかの説があるそうです。
 作り方は簡単で、一口大に切ったアジの刺身・醤油・みりん・ごま・しょうが・万能ねぎをボウルで混ぜて数時間~一日置いて寝かせたらもう出来上がりです(本場では、サバやぶりを使う場合もあるとの事)。
お友達のイラストレーターさんから教わった、夢のような唐揚げダイエットを開始!ある日、反動で山ほどアジの刺身を食べた物の余らせたため、それを生かせる郷土料理を探してました;
 カツヤマケイコ先生曰く、「んん!何だかねっとり?むっちり?してるね!」な味だそうで、本場風に醤油とみりんを1:1で合わせる事、薬味をたくさんぶっかける事がポイントだと説明されてました。
 なお、本来は“琉球”単体で頂く予定だったようですが、旦那さんの「酒にも合うけど…この甘辛さは丼にした方がいいかもね」という一言で火がついたカツヤマケイコ先生は、細切り海苔と卵黄と一緒に“琉球”を丼ご飯に乗っけた“琉球丼”を用意し、「おいしくない訳がない(・∀・*)!」とモグモグ頬張っていました;。
 こうして早くも唐揚げダイエットを挫折してしまったカツヤマケイコ先生は、冷や汗を流す旦那さんから「なあ、何度も聞くけど、唐揚げダイエットでどんだけやせたん?」と突っ込まれるのを華麗にスルーしつつ、“琉球”に関する薀蓄をベラベラしゃべる事によって誤魔化そうとするのでした(←後ろめたい時ほど饒舌になる気持ち、すごく分かりますorz)。
 ちなみに、唐揚げダイエットは太りも痩せもしなかったようで、カツヤマケイコ先生は「あんだけ肉食べて太ってないんだから、よくない?」と独白していましたが、個人的に唐揚げダイエットをしつつ必ずビールも飲んでいたのが最大の敗因だったと思う為、「禁酒するだけで大分変わるのでは…」という言葉があやうく喉元まででかかりました…;(←もっとも、欄外コメントで「よくないと思います」とセルフ突っ込みをしていたので、自覚はしていると思います;)。
すっかりハマってしまい、おかげで唐揚げダイエットはあえなくとん挫してしまっていました;
 “琉球”だけでも十分美味しそうでしたが、ご飯にのせて丼にするともっとおいしそうという誘惑に負け、再現することにしました。
 新鮮なアジも手に入ったことですし、早速作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、アジの下ごしらえ。頭を落として三枚おろしにしたアジの身から皮と小骨を丁寧に取り除き、食べやすい刺身状の大きさに切ります。
 ※生食しますので、必ず刺身用の新鮮なアジをご使用ください。
琉球丼1
琉球丼2
 次は、漬け込み作業。
 ボウルへ先程のアジ、醤油、みりん、炒りごま、おろししょうが、刻んだ万能ねぎを投入して菜箸でよく混ぜ合わせ、調味料がアジ全体に絡んできたら冷蔵庫に入れて数時間~翌日までかけて寝かせます。
 ※あんまり漬けすぎますと固くなりますので、要注意!
琉球丼3
琉球丼4
琉球丼5
 アジが調味料を吸ってむっちりしてきたら、細刻み海苔を散らした炊き立てご飯入りの丼の上へ漬け汁ごとたっぷり移し、仕上げに真ん中へ卵黄を落とせば“琉球丼”の完成です!
琉球丼6
 ゴマと醤油と海苔の香りがご飯の湯気に少し入り混じって漂うのが食欲をそそる感じで、思わずのどが鳴ります。
 ネギの緑、海苔の黒、卵黄の黄色が炊き立て白ご飯に映え、醤油で染まった刺身をより美味しそうに見せるのに役立っていました。
 見た目は漬けにそっくりですが、果たして味はどうなのか…実際に食べて確認してみようと思います!
琉球丼7
 それでは、出来立ての内にいざ実食!
 いっただっきま~すっ!
琉球丼8


 さて、味の感想ですが…刺身とはまた違った美味しさになってて良し!どっさり入った薬味がいい仕事をしています!
琉球丼9
 当初は「福岡の郷土料理・ごまさばに似た味わいかな?」と思っていましたが、実際に食べてみると結構違っていて驚きました。
 みりんのトロンとした丸みのある甘味と、しょうがのキリッと爽やかな辛味が効いたキレのある甘じょっぱい醤油味が新鮮なアジの旨味を引き立てており、ご飯が進みます(通常のヅケに比べるとやや甘めですので、少し好みが別れそうなのが気になりますが…;)。
 ごまさばはすりゴマを使ったり混ぜてすぐ食べたりするせいか、ゴマの風味が濃厚でさばの食感も生の時とほぼ変わらないワイルドな料理なのですが、琉球は炒りゴマを和えるに留めている為さっぱり上品な後口な上、調味料と合わせて数時間寝かせてたおかげで身がプリッと引き締まり、ムチムチした程よい弾力のある口当たりになっているのが魅力的でした。
 ゴマのプチプチ弾ける香ばしさ、ネギのシャリシャリ感、海苔から漂う磯の風味がいいアクセントになって時折味に変化を与えている為、一向に飽きません。
 途中、卵黄を崩して絡ませるともったりとろみのついた海鮮ユッケ風になり、醤油の塩気がまろやかになってより濃厚でコクのある味付けになるのがよかったです。


 そのまま“琉球”として食べても焼酎のいいおつまみになりますが、ご飯にのせるとまた格別ですので、是非ともおすすめしたいです(^^)。
 甘すぎるのが苦手な方は、みりんの割合を調節して作る事をおすすめします。

●出典)『家呑みのススメ~全国ご当地オツマミ作ってみました~』 カツヤマケイコ/双葉社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
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